2019/02/03 03:00

白内障は目の水晶体(たんぱく質)が白く濁ってしまう病気です。

黄色や暗褐色の色素が沈着することがあり、水晶体が濁って視力が低下したり、失明したりします。

白内障はほとんどが老人性で、加齢による老化現象のひとつですが、目が活性酸素に攻撃されることが原因ともいわれています。

このほか、先天性、糖尿病性、外傷性、アトピー性などがあります。


高齢になるとなぜ白内障になるのでしょうか?

水晶体には活性酸素を消去する抗酸化物質?ビタミンCが多く存在することがわかっています。

よって、活性酸素による危険があっても、私たちはすぐには白内障にはならないのです。


一方、眼球には不飽和脂肪酸が豊富にあり、活性酸素が発生するとその脂肪が過酸化脂質に変化してしまいますが、私たちの身体には過酸化脂質を分解、解毒するグルタチオンなどの過酸化酵素があります。

ただし、老齢化するにつれて水晶体のグルタチオンの量は減少し、これが老人性白内障の原因の一つとされています。