2019/01/22 02:00


老化とは人が成長し、年齢を重ねるにつれてある時点から身体的条件が徐々に悪くなり、やがて好ましい身体条件を維持することができなくなることを言います。
老化の速度は、人によって様々ですが、これは生まれ持った身体的条件よりも、その人の生活条件や社会条件によって大きく左右されます。
そして、はっきり言えるのは、病的な状態を除いて、老化は急には起こらないこと、そして一旦老化したら元には戻らない、つまり若返りということはないのです。

老化のメカニズムについては様々な仮説がありますが、現在、活性酸素説が注目を浴びています。
私たちは酸素を吸わなければ生きていけませんが、実はこの酸素が酸化や老化の原因になっているというのです。
私たちの体が酸化するということは、皮膚も血管もいろんな臓器もすべて酸化し、ホルモン分泌の衰え、免疫力の低下、消化や吸収機能の障害などの老化現象からガンや動脈硬化などの生活習慣病を引き起こすのです。

酸素に接触しなければよいのですが、酸素は血液によって体中に運ばれ、エネルギーとして使われるので、細胞の酸化は避けられません。